独学で市役所公務員試験に合格「超細切れ勉強法」

2017年6月に10年務めた企業を退職。 その後勉強を開始し、資格の大原の市役所公務員試験模擬試験で5173人中17位の成績を達成しました。 このブログでは、私の実践した「超細切れ勉強法」を中心に、そのすべてを公開します。

転職で公務員を目指す場合の、会社を辞めるかどうか問題

 

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一般企業に就職していて、転職として公務員を目指す場合に、「会社を辞めるかやめないか」で悩むと思います。

 

私も悩みました。

 

そして結論です。結果論込みではありますが、

 

会社を辞めて、勉強に集中するべき

 

だと思います。

 

まあ、これは生き方の問題にもなってきますが、やはり何かを得たい場合に、一定のリスクをとることは必要ですよね。

 

会社を辞めたくないな、というレベルの人は、言い換えれば公務員になれなくてもいいわけだから、「もし受かったらラッキー」という姿勢で臨めばいいと思います。

 

また、そもそも地頭が良かったり、要領が良くて会社を辞めずに1日1-2時間くらいの勉強で受かるという人も、会社を辞める必要はないと思います。(というかこういうブログを見る必要もないですね)

 

それ以外の人で、

  • 年齢的にもう受けるチャンスが少ない
  • 要領が悪く勉強が苦手
  • 仕事が残業が多く、まともに勉強時間がとれない

かつ、 

  • ぜったいに公務員になりたい 
  • 「あのとき会社をやめて本気でチャレンジしていれば・・」と後悔したくない

という人は、すぐにでも会社を辞めて、全力で目標に向かって走り出すべきです。

 

私も会社を辞めた瞬間は、怖かったです。

 

でも同時に、「やるぞ!」という強い気持ちも芽生えました。

 

人生一度きり、後悔のない選択をしましょう。

 

応援しています。

 

「模擬試験」は可能な限り受けまくろう

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公務員試験の勉強中の方であれば「模擬試験」は1度は受験していると思いますが、どのくらいの数を受けているでしょうか。

私は、とにかく受けられる模擬試験は会場/自宅を問わず受けまくりました。

模擬試験はとにかく何度でも受ける価値があると思うので、その理由をまとめます。

模擬試験を何度も受けるべき理由

試験時間に体と頭を慣らす

普段は「超細切れ勉強法」を提唱している私ですが、「試験本番」だけはぶっ続けで集中しなくてはなりません。そのための訓練は、やはり模擬試験でしかできません。

また、公務員試験の多くは40問/120分の長丁場ですので、そのペース配分を覚えることも重要です。

試験の緊張感になれる

模擬試験は、できるだけ会場受験が望ましいです。

やはり試験官がいて、周りに受験生がいて、「はじめ」の声とともに全員がページをめくり、パラパラと音がしたら一斉にがりがりと問題を解きはじめる、あの独特の緊張感に慣れておく必要があります。

本番で過緊張にならないように、しっかり場数を踏んでおきましょう。

模試は最高の「予想問題集」

最後のポイントは、その問題の「質」です。

模擬試験は、各受験予備校や教材会社が、自らの合格実績を上げるため、試験問題を研究し尽くして作成しています。そのため、その年の傾向や予測を踏まえた上での、「最高の予想問題集」となっています。

これらの問題と解答を読まないのはとてももったいないので、ぜひ数多くの模擬試験を受験しましょう。

模擬試験実施会社

私の受験した模擬試験提供会社をまとめます。会社によって難易度も違ったりするので、できるだけ複数社の受験をお勧めします。

これ以外にも、お住まいの地域ごとに模試があるかも知れません。

もし会場受験ができない人は、自宅でもよいのでぜひ模試をたくさん受験しましょう!

 

公務員試験が「テストでラッキーだった」と考えよう

公務務員試験の勉強をしていると、「なんで公務員試験はテストなんだろう」と考えることはないでしょか。こんな内容がなんの役に立つのだろう、とかね。

実際、公務員試験の独特のテスト様式のせいで民間企業志望者が受験を敬遠するという理由で、いわゆる公務員試験の教養試験を課さない自治体も出てきています。

でも、私は、受験生は「公務員試験がテストでラッキーだった」と考えるべきだと思います。

その理由は、たった一つ。

ペーパーテストは、考えうる試験の中でもっとも平等

であり、

本人の努力次第で逆転可能

なテストであるからです。

実際に、ほぼ面接だけですべてが決まる民間企業の就活の方が、よっぽど残酷であり、大変なものです。

面接では、外見や声の質、緊張の有無、はきはきしているかどうか・・・といった、どちらかというと先天的な影響のつよい要素が、合否に大きくかかわります

もちろん、努力次第で変えられることもありますが、その割合は大きくありません。

また、そうした抽象的な判断基準になればなるほど、「コネ」などの不正も働きやすくなります。

面接の点は正解がないので、いかようにも操作できてしまうためです。

このように考えると、自分の一生にかかわる就職というイベントの、大部分がペーパーテストできまる公務員試験は、とてもありがたいものだと考えることができますね。

特に30代を超えて、このようにフラットなチャンスをもらえる機会は、決して多くありません

そうと決まれば、あとはひたすら勉強するのみです。

今後も、できる限り具体的な勉強実践術を掲載していきます。

 

公務員試験の勉強は「大変」か

今日は勉強を始める前、また勉強中に重要な心構えのお話です。

みなさん、公務員試験の勉強をする中で、たいへんだーと思うことはあるでしょうか。特に社会人の方は、久々の勉強で勝手がわからなかったり、疲れたりすることも多いのではないかと思います。

でも、私は、こう思うことが大切だと考えています。

答えのある公務員試験の勉強なんてちっとも大変じゃない

こんな風に書くと、いやいや、それは終わったから言えることだと思う人もいるかもしれません。

でも、私は勉強をしているときから、努めてこう考えるようにしていました。

(もちろん、ミクロな視点では、勉強だりいなあと思うことはありますよ。あくまでマクロな、心構えとしてです)

というのも・・・実際に社会に出て働くと、「答えのないことの大変さ」を痛感すると思います。

どうすれば売り上げが増えるか、お客さんが喜ぶか、会社に評価されるか・・・

こうしたことは正解がない、もしくは一つではないものです。

こういうことを考えるのは大変だし、それがまさに仕事です。

公務員の仕事も、きっとそうでしょう。

縮小する人口にどう対策するか、予算はないのに福祉を増やさないといけない、バス路線は維持したいけど利用者は減っている・・・そんな、答えのない難問と、日々向き合っていく仕事のはずなのです。

そう考えると、答えのある勉強というのは、いかに簡単なのでしょうか。

勉強は、やればできるのです。

答えのある勉強さえできないなら、どうせ仕事なんてもっとできないでしょう。

もちろん個人差はあります。1回で覚える人、2回の人、3回の人・・・

要領のよさ、記憶力のよさは人それぞれです。

でも、共通していること。それは、

やればできる!!

という、単純かつ「残酷」な事実です。

公務員試験の勉強が進まない、模試の結果が伸びない、テストに落ちてしまう。

そんな人の理由はただ一つ、「勉強が足りない」だけです。

言い訳せず、それと向き合うことが重要です。